「出会い系」被害、4割減=フィルタリング普及で-別サイトに分散も出会い系サイトを利用して犯罪に遭った被害者が、
今年上半期に激減したことが7日、警察庁のまとめで分かった。
統計を取り始めた2003年以降横ばいが続いていたが、
昨年同期より4割も減った。
同庁は「(有害情報が含まれるサイトへの接続を遮断する)
フィルタリングの普及が進んだ影響」と分析している。
1~6月の出会い系関連事件の被害者数は、40.7%減の420人。
大半を占める児童(18歳未満)も41.1%減の356人で、
18歳以上は38.5%減の64人だった。
同庁によると、フィルタリングの普及は昨年9月に約210万件
だったが、今年3月は約343万件と、1.6倍になった。
一方、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や
ゲームサイト、プロフィルサイト(プロフ)など、別のサイトでの
交流を通じて犯罪被害に遭った児童は388人に上り、
出会い系の被害児童を上回った。
規制が強まっている出会い系から分散している恐れもあると
みて、同庁は警戒している。
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